乗蓮寺 jourenji
ひとくちメモ
安岡にある191号線に掛る陸橋から西の路地に入ると広い墓地の入口に観音像が見えます。 創建の詳細は不明ですが、観音像の前に貼られている銅版に刻まれた由来をそのまま記します。
供養観音像建立の由来
昭和6年(1931)迫当地番に三ヶ所あった墓地の整理を地元横野部落と四区役員協議の結果
一ヶ所に集めることになり改葬工事に当たり無縁の仏の墓所として現在地を定め地下納骨所造り
台上に仏像を建立し無縁の霊を弔う事とし四区左官上里大輔氏に依頼し1年余りを費やし
昭和8年(1933)10月完成したものです。
当時銅版に記録したものを大東亜戦争中に供出したので今回復元しました。
今回乗蓮寺境内諸設備の補修を当墓地に当墓地所有者の方々にお願い致しました所、御賛同を得て多大な御芳志を頂きました。
観音像も建立50年になり破損個所も甚だしく保存上修理する事とし製作者上里大輔氏二世上里茂吉、田丸秀人、田丸嘉雄、田丸虎男
4氏の協力奉仕に依り約1ヶ月を費やし補修工事も完成、併せて塗装を施し保存を長期のものとし方々の御拝りを願いたいと念じます。
昭和58年(1983)10月
住職橋本俊海、総代田丸虎男、工事世話人田丸秀人